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人間と機械の共存共栄

Posted by Lee Densmer
on 2017/11/21 21:25:47
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人間と機械の共存共栄

ローカリゼーション業界は、テクノロジーの急速な進化に大きく揺れています。従来は人間にしかできなかったことが、どんどんツールでこなせるようになってくる - こうした状況に大きな不安を感じる人もいることでしょう。「人類の能力には限界がある一方、ツールも万能ではない」。これを共通認識として、どのようにして両方の長所を活かすべきか、状況の変化に伴って生じる課題を解決するためにどのようなスタンスでツールと向き合うべきかを考えてみましょう。

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最近行われた「Don’t Rage Against the Machine」と題するライブハングアウトでは、人間とテクノロジーの関係に関するディスカッションが繰り広げられました。このハングアウトには、MoraviaのソリューションズディレクターのErik Vogt、シニアソリューションズアーキテクトのConnor Robinson、テクノロジーR&DのプログラムマネジャーのJim Comptonなど、Moraviaのテクノロジーに精通したリーダーたちも参加しました。

長い歴史のあるテーマ

人間と機械の緊張関係は何も新しいテーマではありません。テクノロジーの導入には必ず混乱が伴います。テクノロジーは、プロセスに変革をもたらし、人の仕事の仕方自体も変えてしまいます。この点だけでも大きな不安要素と言えるでしょう。こうした緊張関係は古くから存在し、その起源は1589年にまで遡ります。織機が登場した当時、特許を与える立場にいたのは初代エリザベス女王でしたが、織機導入による労働機会の喪失を懸念して許諾を与えませんでした。機械化に反対する熟練労働者(ラッダイト)たちは、自らの仕事を守ろうと繊維工場に侵入し、織機を破壊しました。

ツールは人間から仕事を奪わない

自分たちの仕事が機械に奪われてしまうのではないか、と人々はいつも不安に駆られています。しかし、Moraviaのパネリストの認識はまったく逆です。

Erik Vogtの話を例に挙げてみましょう。「小売業では、10年前と比べて雇用が増えています。より待遇が良い仕事や、より給料の高い仕事に就いたり、従来と比べ手作業が少ない仕事や、高い付加価値を生み出す仕事に就いたりできるようになりました。求められるスキルは高くなりますが、全体として見れば、テクノロジーは働き手に恩恵と機会をもたらしているのです」。

Erikは1990年代終わりにローカリゼーションエンジニアを務めていた人物についても話してくれました。フィルタ処理を自動的に行うツールが新たに導入された折、「ソフトウェアで私たちをクビにしようとしているのですか?」と訴えたこの女性は、今でもエンジニアとして活躍しているとのこと。このエピソードは、拡大を続けるローカリゼーションエンジニア業務のほんの一例です。

企業には従業員を再教育する責任がある

パネリスト全員が一致して考えていることは、人々がテクノロジーの利用に適応し、メリットが得られるよう、企業がサポートしなければならないという点です。

Connor Robinsonは次のように語りました。「組織全体あるいは社会全体が労働者に対して責任を負わなければいけません。機械翻訳などのテクノロジーを導入する際は、翻訳者たちに再教育のサポートをしたり、キャリアアップにつながるトレーニングコースを受講できる機会を設けたりする必要があります。こうした再教育を通じて、仕事を失うことはないという安心感を与えることができるのです」。

「旧来型の経済」から労働者が脱却し、日進月歩でテクノロジーが進歩する現代に貢献し、生産性を高め、付加価値を与え続けることができるよう、労働者をサポートすることでビジネスにとっても大きなメリットが生まれます。

人間と機械の協力的な関係

時間がかかる反復作業をツールが担うことで、人間は付加価値が高い仕事に注力できるようになりました。一方が他方を排除するのではなく、双方が連携する環境を整える必要があります。協力的な関係の構築よって、互いを補うことができるのです。Michael Stevens は、これをローカリゼーション業界の「ディープブルーモーメント」と呼んでいます。

これについては、Erikが次のように解説しています。「ディープブルーは、チェスの偉大なチャンピオン、カスパロフに勝利したIBMのコンピューターの名前です。ディープブルーが人間に勝利したそのとき、人の可能性をコンピューターが高めるという理想が現実になりました。半人半獣の空想の生物ケンタウロスに名を借りたMoraviaのソリューションの源流もここにあります」。

人間と機械が協力する環境をデザインする

最新のテクノロジーを駆使し、現実にメリットを得られるようにするには、人間と機械の協力関係を築く環境をイノベーターがデザインしなければなりません。Jim Comptonは、「人間と機械の協力関係が人間にとって受け入れやすいものにする必要があります。ロボットが主で人間が従ではなく、人間に力を与えてくれるのがロボットなのだという実感を持つことが重要です。テクノロジーと人間との関係を長期的な視点で考えなければなりません」と言います。

現代はローカリゼーション業界にとって非常にエキサイティングな時代です。テクノロジーが目まぐるしく変化を遂げ、新しいツールが次々と誕生しています。人間がお払い箱になることはありませんが、機械と連携して働くことを通じて、人の仕事のあり方も変貌を遂げていくしょう。

ライブハングアウトをフルで聴く:  Don’t Rage Against the Machine(英語)

Moraviaが提唱する人間の能力と人工知能の最適な融合「ケンタウロス」のアイデアに興味があり、もう少し詳しく知りたい方は、以下のSlideShareを是非ご覧ください。


[編集メモ:この記事は、2017年10月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。リー・デンズマー による元の記事はこちらからご覧いただけます。]  [編集: MLS] [o/i]

主题: テクノロジー, トレンド

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